情報の発信地ニューヨーク。そこに住むニューヨーカーたちは、新しいものに敏感で、ファッションやフードはもとより、ライフスタイルにおけるブームを発信し続けています。そんなニューヨーカーたちが注目する夏の定番ドリンクを紹介しましょう。
ニューヨーク発祥の名物ドリンクやヘルシードリンク、そしてアメリカの味……この夏、皆さんも試してみませんか?
ニューヨーク・ブルックリン発祥の「エッグクリーム」
ニューヨーカーの夏の定番ドリンクと言えば「エッグクリーム」です。日本ではなじみがありませんが、その名前からミルクセーキのようなものを想像する人も多いことでしょう。「エッグクリーム」の正体はチョコレートミルクのソーダ割りで、その名前にも関わらず卵は入っていないという、不思議な飲み物です。
名前の由来は、グラスの上方にできる泡が卵白に見えるから、などさまざまな説がありますが、これという定説がないのも興味深いところです。
「エッグクリーム」は、ブルックリンのユダヤ系キャンディショップのオーナー、ルイス・オースターによって初めて製品化されました。バートレット米大統領も絶賛した「エッグクリーム」の作り方はこちらです。
- グラスに牛乳を注ぎます。(無脂肪や低脂肪でないものがおすすめ)
- 無糖の炭酸水を加えて、長めのスプーンなどでよくかき混ぜます。
- チョコレートシロップを加えてできあがり。
チョコレートと炭酸の割合で味が劇的に変わるため、お好みの配合を見つけてくださいね。
健康志向のニューヨーカーの御用達「グリーンスムージー」
日本でも話題のグリーンスムージーが、健康志向のニューヨーカーたちにも重宝されています。3人に1人が肥満と言われるアメリカでは、近年、糖分たっぷりのソーダが問題視されています。そんななか、特に健康志向の強いニューヨークでは「グリーンスムージー」が注目を集めています。自宅のブレンダーで作った新鮮なグリーンスムージーを片手に持っての出勤スタイルもまた素敵ですよね。
入れる食材はほうれん草、ケール、セロリなどの野菜が中心です。
日本食に比べると、アメリカでは普段の食事から野菜の摂取がしづらいため、毎朝のグリーンスムージーは食生活の大きな改善につながります。野菜のほかにも、粉末のアミノ酸を入れたり、フルーツを加えたりします。
見た目から食欲をそそるとは言い難いものですが、飲み始めた直後から体や肌の調子の変化に気付く人も多くいるようです。今や、美にも健康にも気を遣うニューヨーカーの御用達となっている毎日の「グリーンスムージー」、この夏、みなさんも始めてみませんか?
アメリカで愛される「ルートビア・フロート」
「ルートビア」は、日本国内では、沖縄か輸入食品・雑貨を取り扱っているお店に行かないとなかなか出会えません。日本ではなじみがない「ルートビア(Root beer)」は、その名前からお酒と思われがちですが、実は「コカコーラ」よりも長い歴史のある炭酸飲料です。
17世紀から18世紀、北米大陸にイギリスからの開拓団が入植した頃、アメリカの薬草を原料に作られたのが始まりと言われています。現在は、バニラの樹皮やリコリスという甘草の根(Root)、各種ハーブやスパイスなどが原料です。
飲み慣れていないと“薬っぽい”と感じるかもしれませんが、アメリカでは、一般的な炭酸飲料のひとつとして愛されています。
そんな「ルートビア」にバニラアイスクリームをのせた「ルートビア・フロート」は、暑い夏の日のリフレッシュに最適です。“これぞアメリカ!”な特大カップの「ルートビア・フロート」は夏の醍醐味のひとつになっています。
ニューヨークスタイルで暑い夏をCoolに決めて!
今回紹介した「エッグクリーム」「グリーンスムージー」「ルートビア・フロート」は、皆さんの自宅でも再現可能なドリンクです。夏本番を迎える前に、お気に入りのドリンクレシピを完成させてみてはいかがでしょうか。
暑い夏をCoolに決めるニューヨークスタイルを是非お試しください!
参考: