家族で楽しむ“お菓子の家”作り~ジンジャーブレッドハウス~

70_09-10_top_5083547311.jpg

「お菓子の家」は子供たちの夢。甘い香りに包まれて、あっちをひとかじり、こっちをひとなめ……子供はもちろん、大人だってワクワクしてしまうものです。アメリカではクリスマスシーズンになると、ツリーをデコレーションするとともに、「ジンジャーブレッドハウス」と呼ばれるお菓子の家を作って飾ります。

クリスマスシーズンに限らず、お菓子のマイホーム作りで、楽しい家族のひとときを過ごしてみませんか?

アメリカのクリスマスには欠かせない「ジンジャーブレッドハウス」とは?

アメリカでは、クリスマスが近づくと街のあちらこちらに、クリスマスツリー売り場が出現します。お気に入りのクリスマスツリーを選んで購入し、マイカーにくくりつけて我が家へ持ち帰り、飾りつけをします。そして、子供がいる多くの家庭では、クリスマスツリーだけでなく「ジンジャーブレッドハウス」と呼ばれるお菓子の家を作って飾るのです。市販のキットを使うのが一般的で、クリスマスシーズンになると、たくさんのお菓子の家キットが店頭に並びます。アメリカでは、クリスマスは家族と過ごす大切な時間。家族でデコレーションしたツリーを点灯する瞬間、キッチンから漂うホリデーディナーの香り、そして、ジンジャーブレッドハウス作りを楽しむ子供たちの声。それらひとつひとつが、ファミリーで過ごすクリスマスの象徴なのです。

市販のキットを使って上手に作るコツ

お菓子の家キットを購入したい場合は、クリスマスシーズンに、輸入菓子や雑貨を取り扱っているお店、オンラインショッピングなどを探してみましょう。ただし、すぐに売り切れてしまうシーズン商品なので、早めの購入がおすすめです。

基本のセットは、土台となるクッキーの壁と屋根、糊となるアイシング、デコレーションのためのキャンディです。まず、安定した土台作りから始めましょう。アイシングがやわらかくなりすぎないように注意して、側面と屋根を固定します。

アイシングがしっかりと固まったら、いよいよデコレーションに取りかかります。屋根は子供、壁面は親など、担当パーツを決めても楽しいですね。濡れ布巾をそばに置き、手についたアイシングなどをその都度、拭き取るようにすると、きれいに仕上がります。

工夫次第で楽しめる

Gingerbread house decoration    もっと本格的に作りたい場合は、家の形のクッキー型を使って、クッキーを焼くところから始めます。もっと手軽に楽しみたい場合は、スチレンパネルで土台を作って、市販のお菓子でデコレーションしてはいかがでしょうか?

クッキーなどの大きめのお菓子だと、土台から滑り落ちやすいので、小さめのお菓子を積み重ねるようにすれば、作業がスムーズです。スティック状のお菓子を使ったログハウス調の家、カラフルなグミを使ったステンドグラス風の家、はたまた、おせんべいを使った和風の家など、家族でアイディアを出し合って、楽しく作ってくださいね!

“お菓子の家”作りを通して

お菓子の家作りを通して、今まで気づかなかった子供のリーダーシップや独創性などが見えてくることもしばしば。うまくいかない時の打開策を考える力や、チームワークも養われます。実はアイディアマンだったパパや、お料理上手なママの活躍の場にもなるかもしれません! お菓子の家作りで、家族の思い出をまたひとつ増やしてみませんか?

参考: