かわいいパステルカラーの見た目と、一口サイズの手軽さから、瞬く間に日本に浸透したスイーツ、“マカロン”。しかし、お店で買い求めるだけで、自分で作ったことのある人は少ないのではないでしょうか。
マカロンは、意外とシンプルな材料で作られています。材料さえ揃えば、手作りも簡単です。シンプルなレシピをご紹介するので、自分でアレンジしてオリジナルマカロンに挑戦してみてはいかがでしょう?
アーモンドプードルが食感の秘密
マカロンの基本的な材料は、卵白に砂糖とアーモンドプードルです。アーモンドプードルは、アーモンドを小麦のように挽いて粉にしたもので、マカロンの独特な食感はここから生まれています。スーパーの製菓材料売り場で探すか、インターネットで取り寄せるのが簡単です。
まずはメレンゲ作りから
材料:
- 卵白 150g(約5個分)
- 粉砂糖 200g
- グラニュー糖 200g
- アーモンドプードル 200g
- 水 50ml
- 食紅 適宜
作り方:
- アーモンドプードルと粉砂糖をよく混ぜて、冷蔵庫で冷やしておきます。
- 鍋に水とグラニュー糖を入れて弱火にかけ、シロップを作ります。
- 卵白の半量を角が立つまでホイップします。
- 2を十分に冷ましたら、3の卵白が崩れないように少しずつ入れていきます。
- それをさらにホイップして、卵白を滑らかなツヤのある状態にし、好みの色の食紅をほんの少し入れます。
- 1の中に残りの卵白を入れて、よくなじむまで木ベラで混ぜます。
- 6に5を1さじ分入れて、やさしく混ぜ合わせ、なじんだら、残りを入れて上から下へ返すようにゴムベラで混ぜ合わせます。
- 8~9㎜の口金の絞り袋に入れて、オーブンシートをしいた天板の上に、3~4センチの丸い小さな円状に絞り出します。
- そのまま20分ほど休ませ、乾燥して表面がなめらかに落ち着いたら、160度に予熱したオーブンで約10分焼きます。
クリームで味のバリエーションを
材料:
- 卵黄 4個分
- グラニュー糖 120g
- バター 120g
- レモン 2個
作り方:
- レモンはノーワックスの国産がおすすめです。表面の黄色い部分だけをおろし金でおろしたら、半分に切って絞ります。
- 小鍋に卵黄とグラニュー糖と1を入れよく混ぜたら、弱火にかけます。
- さらに混ぜながら2~3分、ソース状になるまで火を通します。
- 火からおろし、常温のバターを混ぜてクリームを完成させ、冷まします。
- よく冷ましたメレンゲで、4のレモンクリームをサンドしたらできあがりです。
※作り立てよりも、冷蔵庫でひと晩冷やしたほうがおいしくなります。
マカロン作りはひんやりと冷たく
失敗しないマカロン作り、最大のポイントは「冷やす」ということです。メレンゲの生地がだれると、きれいに焼き上がりません。卵白は常温が適していますが、ほかの材料はすべて冷蔵庫で冷やしておいたものを使いましょう。部屋の温度も下げておくと、より上手に仕上がるようですよ。
また、粉砂糖はまれにコーンスターチの入っているものがあります。購入時には原材料をよく確認してくださいね。
みんな大好き カラーバリエーション
メレンゲの食紅の色を変えれば、カラフルなマカロンになります。また、今回はレモンクリームをご紹介しましたが、チョコレートクリームや洋酒を入れたものなどバリエーションは無限にあります。クリームの味とメレンゲの色をそろえると、食べるときに種類が分かって楽しいですね。
プレゼントにも最適
マカロンは日持ちがするので、プレゼントに最適です。マカロンが上手にできたら、お友だちや彼にプレゼントしてみては? ちょっとくらい形が不恰好でも、手作りマカロンならきっと盛り上がるでしょう!
参考: