ダイエット中だからと普段は控えていても、「どうしても甘いものが食べたい!」と思うこともときにはあるでしょう。
そんな誘惑と戦っている人は意外と多いものです。
しかし、無理なダイエットはリバウンドの大きな原因。お菓子を上手に取り入れながら無理なく続けることが、ダイエットを成功させる大きなポイントではないでしょうか?
そこで注目すべきは、“和菓子”です。
洋菓子と違って、実は和菓子がダイエットの大きな味方になるのです!
その気になる理由についてご紹介しましょう。
その1. 脂肪分が少なくローカロリー
一つ目の理由としてあげられるのは、洋菓子と和菓子の大きな違いが、脂肪分の多さにあるということです。
バターや生クリームをたっぷりと使った洋菓子は、実は全体の20~30%が脂肪分と言われています。さらに、お菓子の甘味をもたらす糖分とこの脂肪分を一緒に摂ると、体内に吸収され、体脂肪がつきやすくなってしまう良くない組み合わせなのです。
これに比べ、和菓子の脂肪分は1%前後。しかもコレステロールの原因となる動物性脂肪はほぼ含まれず、植物性のものがほとんど。体内に吸収されにくく、低カロリーなのが一目瞭然です。
これならダイエット中の人でも少量なら食べても大丈夫なのです! 和菓子がダイエットの味方というのもうなずけますね。
その2. 原材料に食物繊維が豊富
二つ目の理由は、食物繊維が豊富に含まれているということがあげられます。
食物繊維は、イモ類や野菜、豆類、海藻類、きのこ類、果物に多く含まれていますが、このうち豆類や海藻類は、和菓子の原材料としてよく使われています。
例えば、餡やきなこは小豆や大豆などの豆類ですし、水羊羹などに使う寒天は海藻類です。
たくさんの食物繊維が含まれていることで、消化を緩やかにし、食後の満腹感を持続することができます。少しの量でも満足感をキープできるため、食べ過ぎの防止にはうってつけというわけです。
また、食物繊維は腸内の良性細菌を増やし便秘解消にも役立ちます。それだけではなく、肌の健康や生活習慣病の予防にも効果がありますので、ダイエットの大きな味方というだけでなく、健康面でもプラスに働く栄養素と考えられています。
このほかにも、和菓子の原材料には、注目すべき成分が含まれています。餡に使う小豆には、疲労回復効果があるビタミンB1、B2、貧血防止のための鉄分、体内の活性酸素を除去するといわれるポリフェノールも多く含まれます。
また、きなこの原材料の大豆に含まれる大豆イソフラボンという成分にも注目です。女性ホルモンとよく似た構造をしていることから、女性の美しさや若々しさを手助けする栄養素と言われています。
このように、和菓子はローカロリーだけでなく、ヘルシーなお菓子とも言えそうですね。
その3. お茶と一緒に食べて、さらに効果アップ
和菓子を頂く際のお供と言えば、やはりお茶ではないでしょうか?
実はこのお茶にも、ダイエットの味方になる成分が含まれています。近年話題になっている茶カテキンは、コレステロールや体脂肪の低下作用、抗酸化作用などに効果があることがわかってきています。
和菓子とお茶との組み合わせは、脂肪の吸収を抑え、体脂肪を増やさないという効果が期待できます。
このようにお菓子と言えども、和菓子はかなりローカロリーでヘルシー。
ダイエットの味方というだけでなく、上手に摂れば、健康にも役立ちそうです。
とは言っても、健康にもダイエットにも、普段の食事がもっとも大切です。お菓子の食べ過ぎにはくれぐれも注意しましょう!
参考: