秋の味覚といえば、「芋・栗・かぼちゃ」ですよね。これらを使ったホクホクでやさしい味わいのスイーツは、風が肌寒く感じ始める季節、心も体もほっこりと癒してくれるものです。食欲の秋、行楽の秋におすすめの、女性人気が高い秋スイーツを紹介します。
マシュマロが絶妙マッチ！ 「キャンディド・ヤム」
日本でも年を重ねるごとにおなじみとなってきているハロウィンは秋色満載のイベントです。アメリカでは、10月最終日のハロウィン、11月第4週の木曜日のサンクスギビング、12月のクリスマスとイベントが続き、ホームパーティーの時期を迎えます。そんな家族が集うホームパーティーのホリデーディナーに欠かせないデザートが、「キャンディド・ヤム」。ヤムとは、オレンジ色をしたサツマイモのようなお芋のことです。「キャンディド・ヤム」は、ヤムを、バター、ブラウンシュガー、たくさんのマシュマロをのせてオーブンで焼いたシンプルなスイーツです。
ヤムの自然な甘みと溶けたマシュマロが絶妙にマッチします。日本では、ヤムは手に入りづらいので、サツマイモで代用すると良いでしょう。子供から大人まで喜ばれるホクホクのお芋スイーツは、パーティーにもぴったりの一品です。
使い方いろいろ！ 「栗のピューレ」
縄文人は、栗やくるみ、どんぐりなどの木の実を主食としていました。集落の周りに残る、人工的に作られた栗林の跡は、人間と栗の長く深いつながりを表しています。
栗は、豊富なミネラルやビタミン、食物繊維もたっぷりで、現代人にもぴったりの食べ物。そんな栄養価満点の栗は、秋の味覚の代表格。モンブラン、栗きんとん、マロングラッセなど、栗の風味をしっかりと味わえるスイーツが人気です。
栗は、イガ、固い殻、渋皮など、なかなか手間がかかるイメージがあるものです。だからこそ、完成された栗スイーツで、栗の味を楽しみたいと思うのかもしれませんね。しかし、栗は茹でて皮から出して、実のみを更に茹でるとやわらかくしっとりとし、ピューレなどにも加工しやすくなります。
栗ピューレは、冷やしてそのまま食べても良いですし、ジャム代わりにパンにのせてもOK。生クリームを添えれば、贅沢なデザートにも！ 栄養満点の栗の味を心行くまで楽しみたくなったら、まずは栗拾いへ行くのが良いのかもしれませんね！
秋の味覚を楽しむ 「パンプキンパイ」
見た目もかわいいかぼちゃは、秋の味覚の代表格。ハロウィンの「ジャック・オ・ランタン」を作ったり、かぼちゃスイーツを作ったりと、かぼちゃがあれば楽しみ方もいろいろです。
パンプキンパイというと、日本ではホクホクのかぼちゃの味を楽しむものですが、アメリカのパンプキンパイはパンプキンピューレの缶詰を使ったものが一般的で、シナモンやグローブ、ナツメグなどのスパイスが効いているのが特徴です。自分好みのかぼちゃのパイを作りたい人は、まずはベストなかぼちゃ選びが重要になります。おいしいかぼちゃ選びのポイントは以下の通り。
- 大きな色むらがなく艶がある
- 色むらのオレンジ色部分の色が濃いもの
- 左右対称に丸くなっているもの
- 軸が太く、切り口がよく乾燥しているもの
- ずっしりと重みがあり、皮が固いもの
素材の甘みとホクホク食感、温かみを感じる色合いで、素敵な秋を演出してくださいね。
秋スイーツで身も心も元気満タン！
女性に人気の秋の味覚「芋・栗・かぼちゃ」の共通点は、ホクホクとしたおいしさとともに、その栄養価の高さです。
秋スイーツで、暑い夏を乗り切った心と体をしっかりと労り、冬の寒さに備えておきましょう。
ほかにもこの季節限定で店頭に並ぶ、秋ならではのスイーツにも注目を！
すっかり肌寒くなったこの季節、今回ご紹介した秋ならではのおいしいスイーツでぜひ癒されてくださいね。
参考：