おいしいスイーツは、疲れた体や心に癒しを与えてくれる存在のひとつです。しかし、健康や経済的な面を考えると、なかなか毎日食べるというわけにはいきません。
そうなると、食べるときにはより一層おいしいものを選んで食べたくなりますよね。
「おいしい」と感じる基準は人それぞれですが、“値段”もそのひとつの指針になるでしょう。高い価格がつけられたケーキやスイーツには、それなりの理由があるものです。
普段はなかなか手が出せない、でも一度は食べてみたい高級スイーツを紹介します。
季節のフルーツをふんだんに
一粒数百円のイチゴや、化粧箱の中で真綿にくるまれた桃。そんな高級なフルーツを使ったケーキは、おのずと高級スイーツになります。
もともとそのまま食べてもほっぺたが落ちるくらいおいしいものですから、ケーキになってもその味は折り紙つきです。
さらに、それらのフルーツはその季節にしか収穫ができないものがほとんどで、時期が限定されてしまうというのも高級とされる理由のひとつです。
春はイチゴ、夏は桃、秋はブドウといったその時期にしか味わえないフルーツを使ったケーキのなかには1カットで3000円以上するものもあり、まさに贅沢品です。
世界各地からお取り寄せ
フルーツ以外にも、こだわりの材料で私たちの舌を魅了してやまない高級スイーツが、世界中にはあります。
ベルギーの最高級チョコレートを使ったチョコレートケーキ。熱帯地方でしっかり育てられたバニラビーンズ。フレッシュな牛乳から作られた生クリームや、しっかり熟成させたチーズを使ったベイクドチーズケーキ。自然のなかでのびのびと育った、烏骨鶏(うこっけい)の卵を使ったカステラなど、素材の良さを生かした最高品質のケーキは、どれもしっかりとした味わいと芳醇(ほうじゅん)な香りが特徴的です。
日本で一番高価なチーズケーキは約1万5000円、また烏骨鶏の卵で作ったカステラは1万円を超えるものもあるそう。
それなりのお値段がするものの、食べれば絶対に満足するものばかりです。
パティシエたちの超絶技巧
高級ケーキといわれる由縁には、パティシエの持つ高い技術力も含められています。
近年、日本のパティシエにたいして、世界のスイーツ業界での評価が高まってきています。
例えば、スイーツのオリンピックといわれる世界大会で、日本代表のパティシエがヨーロッパの強豪を抑えて優勝したことがあり、そのレベルは世界でもトップクラスとして認められました。
そんな世界レベルのパティシエが作るスイーツは、最高の食材を最高の腕でスイーツに仕立てるだけあって、お値段もなかなか手の出せないものに。
おいしいケーキを作る腕はもちろんのこと、デコレーションや飾りつけなどにも細心の注意を払い、独創性と美味しさを融合させた絶品ケーキは、その価格に見合った夢の時間を提供してくれるのです。
ジュエリーとのコラボレーション
ケーキ自体は一見普通でも、付加価値をつけることによって、高級スイーツに変身してしまいます。それが、ジュエリースイーツといわれるものです。
金箔などが飾り付けられたケーキのほか、高級なものになると、サファイアやルビーが埋め込まれたりするそうです。そうなると、価格は天井知らず。
世界一価格の高いケーキは、イギリスで作られた2000カラットのダイアモンドをあしらったウェディング・ケーキで、そのお値段は約48億円だそうです。
一度は食べたい、その「こだわり」
さまざまな理由から「高級」とされるスイーツを紹介しました。さまざまな形で詰め込まれた「こだわり」が、その価格に反映されて、高級スイーツという形になっていると考えられます。
誰しもが一度は憧れる高級スイーツ、記念日やご褒美など、機会さえあれば、ぜひとも食べてみたいと思いませんか?
参考: