アジアの定番スイーツ「マンゴープリン」や「杏仁豆腐」に並んで、寒い季節におすすめしたいのが、優しい味わいとヘルシーさが魅力の“豆腐花”です。
“お豆腐プリン”とも呼びたくなる豆腐花は、日本でも認知度が急上昇中の台湾の伝統スイーツ。トッピングやシロップをアレンジしたホットな豆腐花は、健康と美を追求する女性には是非味わって頂きたい冬のアジアンスイーツです。
台湾の伝統スイーツ“豆腐花”
見た目も味わいも豆腐に似ている台湾の伝統スイーツ“豆腐花”。「豆腐」の文字が入っているその名前、どのように読むのか知っていますか? 正解は「トウフーファー」です。その名の通り、これは大豆からできていて、作り方も豆腐と似ています。水でふやかした大豆から絞り出した豆乳に、石灰やにがりなどの凝固剤を入れて固めれば出来上がりです。
豆腐と違って脱水の工程がないため、とろけるような、なめらかな口当たりが生まれます。
中国前漢時代の皇族であり学者でもあった劉安が、不老長寿の薬を探し求めて豆乳ベースの薬を作っている時に、思いがけず混ざった石灰が固まって豆腐になったことが起源だとか。暑い夏には氷を入れて暑さを癒し、寒い冬には心も体もホカホカあたたまるスイーツとして楽しめます。
味わいだけでなく体にも優しい、アジア発のスイーツが豆腐花なのです。
健康&美容効果も期待大! 冬のあったかスイーツ
「畑のお肉」とも呼ばれる大豆は、動物のカラダを作るうえでも重要な栄養素である良質の植物性たんぱく質が凝縮された健康食品として注目されています。さらに、大豆にはホルモンバランスを整える働きをするイソフラボンもたっぷり含まれており、美容効果も大いに期待できます。
季節を問わず、毎日適量の豆乳を摂取して、ヘルシーにそしてきれいに毎日を送りたいものですよね。
豆腐花は、寒い冬に、豆乳の優しい味わいと栄養分をおいしく取って、身も心もほっこりとあたたまるには最高のスイーツ。冷え性に悩んでいる方は、生姜シロップをかけた豆腐花で冷えた体を温めながら食べるのがおすすめです。
人気トッピングは?
シンプルさが魅力のひとつでもある豆腐花ですが、トッピングも楽しみたいところです。
ご当地の台湾女子に人気のトッピングは、ゆでピーナッツ&芋圓&生姜シロップ。特にゆでピーナツは、豆腐花には欠かせないと言っても過言ではないほどの定番のトッピングです。
“つるり”としたのど越しに、ピーナッツの歯ごたえが絶妙のアクセントになるのですね。芋圓は里芋から作る「芋だんご」のような台湾の伝統的お菓子で、もちもちとした食感とやさしい甘さが特徴です。
一方で日本の女子に人気のトッピングは、タピオカ&あずき。タピオカの食感とあずきの自然の甘みがプラスされ、口の中でいろいろな食感が絶妙なハーモニーを奏でます。
お好みでトッピングを変えながら、冬のヘルシースイーツとして豆腐花を楽しんでみてはいかがでしょうか。
アジアンスイーツ“豆腐花”の魅力
女子のテンションを急上昇させる、かわいいデコレーションケーキやカラフルなゼリー、アイスクリームと比べると、豆腐花は、素朴でシンプルなスイーツ。しかし、そのシンプルさのなかに、豆乳の味の深さ、のど越しや食感のこだわり、そして健康までを追求しているのが豆腐花の奥深さなのです。
優しい味わいの豆腐花で、冷えた体と同時に心もほっこりとあたたまる、それこそ冬のアジアンスイーツ、豆腐花の大きな魅力です。
参考: