デザートスープは、甘いスイーツのようなスープです。日本なら、ぜんざいやお汁粉がこれにあたりますね。寒い季節、温かくて甘いものをいただくと、心も体もほっこりポカポカしてきます。
秋から冬にかけてのスイーツとして、温かいデザートスープをご紹介します。
フルーツのスープ パイ皮包み
たくさんのフルーツに、プロセッコやスプマンテなど発泡性の白ワインの風味をプラスしてオーブンで焼き上げた、おもてなしにもぴったりな温かいデザートスープです。パイシートのふたを崩すと、中から甘酸っぱいフルーツと白ワインの香りがふんわりと立ち上ります。
材料2人分
- ラフランス 半分
- リンゴ 半分
- キウイ 半分
- バナナ 半分
- オレンジ 1個
- イチゴ 大2個
- 発泡性の白ワイン 100ml
- パイ生地 100g
- 粉砂糖 適宜
作り方
- ラフランスとリンゴは皮をむき、種を除いて、一口大に切っておきます。
- キウイとバナナは皮をむいて、一口大に切っておきます。
- オレンジは皮をむき、房から身の部分を取り出しておきます。
- 1~3をミキサーにかけて、スムージー状にします。
- イチゴはヘタを取り、薄い輪切りにします。
- 耐熱カップを2つ用意し、4と5を半分ずつ入れます。
- 6の耐熱カップに、発泡性の白ワインを半量ずつ入れます。
- パイ生地の裏面をぬらして耐熱カップにかぶせたら、周囲を抑えてきっちりふたをします。
- 200度に予熱したオーブンで20分ほど焼いたら、上から粉砂糖をふりかけて、熱いうちにいただきます。
ココナッツ・バナナ・マンゴーのホットスープ
南国生まれのフルーツの濃厚な甘さや香りが楽しめます。ココナッツミルクには、鉄分やカリウム、マグネシウムなどのミネラルが豊富に含まれています。体から余分な塩分を排出するのを促す働きがあるので、むくみ解消にも役立ちます。
カラメリゼしたフルーツの食感が楽しい、温かいデザートスープです。
材料2人分
- ココナッツミルク 400ml
- 砂糖 50g
- バナナ 1本
- マンゴー 半分
作り方
- ココナッツミルクに砂糖の半量を入れて、弱火にかけ温めます。
- バナナとマンゴーは、皮をむいてダイス状にカットしておきます。
- 残りの砂糖をテフロン加工の鍋に入れて、ごく弱火でキャラメル状にしたら、2のフルーツを絡めます。
- 1をカップに入れ、3をトッピングしたら、できあがりです。
ミックスベリーのスープ
冷凍ミックスベリーを使って、紫色のきれいな温かいデザートスープにします。ブルーベリーには、ポリフェノールがたっぷりと含まれています。体が温まるだけでなく、冬の乾燥した瞳にもやさしいスープです。
生クリームをトッピングしたり、砕いたナッツ類で食感を加えたりするのもおすすめです。バニラアイスクリームの上にかけるなど、さまざまなアレンジもしやすい温かいデザートスープです。
材料2人分
冷凍ミックスベリー 200g
水 300ml
はちみつ 大さじ3
シナモン、クローブ、ナツメグなどのスパイスパウダー 少々
作り方
- 冷凍ミックスベリーと水をミキサーに入れて、スムージー状にします。
- 1とはちみつ、スパイスを鍋に入れて、弱火で温めたら器に移します。
- 好みで、ホイップクリームや、無塩タイプのアーモンド、クルミ、ピスタチオなどを砕いたものをトッピングします。
温かいデザートスープでおもてなし
ご紹介した温かいデザートスープには、どれもフルーツがふんだんに使われています。体が温まるだけでなく、ミネラルや繊維質も摂取できるので、運動不足になりがちな寒い時期の体調を整えてくれるでしょう。
手づくりの甘くて温かいデザートスープは、意外性があると同時に、心にも体にも効きそうですね。秋から冬にかけてのおもてなしに、ぜひお試しください。
参考: