しばらく恋愛はお休みと思っている、恋愛にいき詰まったり疲れてしまったりしている……そんなときは、恋する心を呼び戻してくれる映画を観てみませんか? たかが映画、されど映画、主人公の気持ちに寄り添って鑑賞すれば、きっとそこから新しい何かが見えてくるはずです。
しっかりと自立した大人女子の恋愛ゴコロをくすぐってくれる、恋愛したくなる映画5選をご紹介します。
1. 『マーサの幸せレシピ』
舞台はドイツのとあるレストラン。神経質で情緒不安定な女性シェフ、マーサは、まだ8歳の姪を引き取ることになります。さまざまな問題が重なり仕事に支障をきたすようになってきたある日、このレストランにイタリア人男性シェフ、マリオが雇われることになりました。しかし、神経質なマーサは、この破天荒なイタリア人気質のマリオを受け入れようとしません。
ことあるごとに彼女に近づこうとするマリオ。それを拒否するマーサ。そんなとき、食べることを拒否していた姪が、彼のパスタを食べたことから2人の距離がぐっと近づきましたが……。
なかなか他人の手を借りようとしないマーサが徐々に心を開き、おだやかで愛に満ちた生活を手に入れるまでのストーリーです。マリオの大らかなイタリア料理も、恋愛のエッセンスになっています。
2. 『理想の彼氏』
40歳のバツイチ子持ち女性、サンディは、新たな結婚相手を求めて再婚活に励んでいます。彼女の理想の彼氏像は、頼りがいのある年上で、キャリアもあり高収入であること。しかし、理想の相手とのデートにこぎつけたもののさんざんな結果に終わり、しばらくは仕事に生きようと決意します。
そんなサンディに代わって子どもたちの面倒を見ているのは、ひょんなことで出会った24歳のフリーター。理想の彼氏像とは程遠いけれど、彼の人間性に触れるうちに、思いがけず恋に落ちてしまいます。本当の理想の彼氏とは? 人生で大切なものとは?
キャリアを追い求めながら恋愛にはまっていく様子は、恋と仕事は両立できることを教えてくれます。
3. 『マイ・ブルーベリー・ナイツ』
手ひどい失恋に傷付いたエリザベス。そんな彼女をブルーベリーパイで慰めてくれたカフェのオーナーは、彼女に心を寄せるようになっていきます。しかし、突然、彼女は旅に出てしまうのです。旅先から彼に手紙を出すことが、彼女が自分の人生を取り戻すきっかけとなっていきます。そして、次第に彼のことを思うように……。
主役のエリザベスを演じるのはノラ・ジョーンズで、主題歌「The Story」も提供しています。アンニュイな雰囲気のテーマソングに、少しにじんだように感じる映像がスタイリッシュ。主人公2人の素朴でピュアな恋の始まりを予感させるドキドキ感が、大人女子のココロに切ない気持ちを呼び起こしてくれます。
4. 『恋するベーカリー』
離婚して10年になるジェーンは、3人の子どもを育てたうえにベーカリーも成功させ、順風満帆な生活を送っているかのように見えます。しかし、彼女の心はどこか満たされないまま日々が過ぎていました。ある日、別れた夫と再会し、食事をしてお酒を飲んで良い雰囲気になり……。
元夫は再婚していたため、2人の隠れた付き合いは不倫の関係。それが子どもたちにばれてしまい、さらにそこへジェーンに好意を寄せる新たな男性も登場します。コメディタッチで展開するストーリーですが、最終的にはジェーンの女としての決断が下されます。
いくつになっても女性でいたい……何歳になっても恋って素晴らしい! と思える作品です。
5. 『食べて、祈って、恋をして』
離婚の末に新たな恋人とも破局。なかなか上手くいかない恋愛の原因はどこにあるのか? 作家である主人公は、その答えを求めて、イタリア、インド、バリへの旅を計画します。そして、イタリアでは自分を解放することを体感し、インドではヨガを通して本来の自分を見つけ、バリではそんな自分を素直に受け入れることを学ぶのです。
異国の地で自分と向き合い、自分自身を癒し、新たな恋の手掛かりを手に入れるストーリー。失敗しても大丈夫、本当の自分を受け入れる勇気を持てば幸せはやってくる……そんなシンプルなメッセージが、大人女子の複雑に凝り固まったココロをほぐしてくれます。
恋愛映画で女子会を!
恋愛したくなる映画5選、いかがでしたか? 今回ご紹介した映画、実はどれも食べ物にまつわるエピソードが充実しています。映画に登場するスイーツや食事を準備して、映画鑑賞の女子会はいかがですか?
一度観たことのあるものでも、タイミングやシチュエーションが異なれば感じ方も違ってくるもの。女友だちと一緒に泣いて笑って感動を分かち合えば、さらに大人女子のココロに響くでしょう。
参考: