日本ではまだまだ厳しい暑さが続いていますが、気分だけでも涼しくいたいものです。一方、同じように暑くても、海をわたったヨーロッパでは快適なバカンスライフが待っていそうですよね。例えば、そんなおしゃれの代名詞・フランスでは、暑い季節にどんなスイーツが楽しまれているのでしょうか?フランスで人気のお菓子は、冷たいものや旬のフルーツがたっぷりと使われています。ここでは、フランス旅でぜひ味わっていただきたい、季節を感じるフレッシュなスイーツを紹介します。アイスクリームはミルクが決め手!農業と酪農が盛んなフランスは食料自給率が100%を超える、ヨーロッパでも有数の農業大国。お菓子に使われる新鮮なフルーツやミルク、バターは、もちろん国内産のものが多く出回ります。つまり、チーズやケーキなどフランスの乳製品が美味しいのは、盛んな酪農のおかげでもあるのです。夏の定番、アイスクリームも、新鮮なミルクをたっぷりと使ったものが人気です。アイスクリームは乳脂肪分が高いほど溶けにくく、ミルクを多く使っているほどその効果があると言えるでしょう。サクランボのお酒、キルシュで風味をつけたものなら、甘さのなかにも大人の雰囲気が感じられ、すっきりと食べられます。食後のデザートにおすすめですよ。旬のフルーツを味わうお菓子フルーツタルトやソルベ(シャーベット)など、フルーツを使ったお菓子もまた人気です。杏や桃、プラム、フランボワーズ、ブルーベリーなど、暑い季節が旬のフルーツは香りも良いのが特徴。フレッシュなままのフルーツをたっぷりトッピングしたフルーツタルトは、軽めのスイーツとして美味しいものです。また、新鮮なフルーツのジューシーさをたっぷりと閉じ込めたソルベもおすすめです。冷たいだけじゃない、フルーツのさわやかな甘さが口の中に広がります。このほかにも、フランスとフルーツのコラボレーションはまだまだあります。イチゴのケーキ、「フレジエ」日本ではクリスマス商戦に向けて旬が調整されてしまったイチゴ。フランスでは初夏に最盛期をむかえるフルーツです。フレッシュなイチゴを使ったお菓子は、期間限定のところも多いようです。フランスには「フレジエ」という、一説には日本のショートケーキの原形にもなったと言われるイチゴとクリームのケーキがあります。イチゴの酸味とクリームの濃厚な味わいが絶妙なフレジエは、旅行中に見かけたらぜひ試してみていただきたいケーキです。パイナップルのムースたっ・ユりの生クリームとミルクをムース状になるまで泡立てて、ピュレ状や角切りにしたパイナップルを混ぜて冷やし固めた、「ムース・グラッセ・オ・アナナス」。キルシュやミントも入って香り高く、さわやかな口当たりのムースです。フランスでも、南国産のパイナップルやパッションフルーツをよく食べるようです。甘酸っぱくてさわやかな味わいは、暑い季節を過ごすのにぴったりのお供ですね。マンゴーネクターにアイスクリームイタリアの「カフェ・アッフォガート」はバニラアイスクリームにエスプレッソコーヒーをかけたデザートで、日本でも見かけるようになりましたね。今年の夏のフランスには、マンゴーのネクターをアイスクリームにかけるアフォガートも登場しました。チョコレート風味のアイスクリームに、濃厚なマンゴーネクターを合わせると、2つの味の新しいコンビネーションが楽しめます。フランス旅でぜひ体験して!ヨーロッパの夏は乾燥しているため、ジリジリと肌を焼きつける日差しから逃れさえすれば、比較的涼しいものです。街歩きに疲れたら、カフェでちょっとひと休み。そんなときには、ぜひ、フランスならではのスイーツを味わってみてください。定番のマカロンもいいけれど、日本に持ち帰ることのできないフレッシュなフルーツのタルトやアイスクリームを、旅の思い出にぜひお試しください。参考:夏はやっぱりひんやりスイーツ ~フランス編~‐スイーツ部フランス菓子・スイーツ入門‐パリナビパイナップルのムースグラッセ‐MIETCHI CUISINE
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