生クリーム大国イギリス!夏でも嬉しいクリーム系のお菓子5選

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食べ物に関しては「おいしくない」「何にでも塩をかけないと味がしない」と、言われ放題のイギリス。

しかし、イギリスには実にたくさんの種類のお菓子があるのです!とくに生クリームなどのクリーム系がおいしいことで有名です。今回は、そのなかから夏におすすめの5品を紹介します!

 

クリーム系が大得意!イギリス発の夏スイーツ

1. 鮮やかなワインレッドが特徴の“サマープディング”

パンとフルーツだけで作られたシンプルなプディングはまさにイギリスの故郷の味。ストロベリー、ラズベリー、クランベリー、干しぶどうなどの果実に砂糖を加えて熱し、ジュース状になったものを、敷き詰めておいたパンに注ぐだけ、と手順はとっても簡単! その後6?8時間冷蔵庫で寝かせれば完成です。食べる際には、もちろんクリームをたっぷりとかけて頂きます。ベリー類の甘酸っぱさと甘いクリームの相性は最高です。

2. 一口食べれば幸福感に包まれる“カスタードタルト”

イギリスのスイーツのなかでも歴史の古いカスタードタルト。古くから王族に愛され、1399年のヘンリー4世の戴冠式の宴会にカスタードタルトが供されたのだとか。甘いバニラの香りのカスタードをしきつめたタルトは、オーブンから出したての温かいままでも、冷やしてもおいしいスイーツです。紅茶とともに、クラシカルな気分で味わいたい一品です。

3. 混ぜるだけの簡単お菓子、“イートン・メス”

熟したベリー類とホイップクリーム、焼きメレンゲが奏でるハーモニーはイギリスの夏のお菓子の定番でもあります。イチゴをはじめとした旬のベリー類を使うのが一般的ですが、手に入るのであれば年中楽しめるスイーツです。大胆にもすべての材料をざっくりと混ぜ合わすだけで出来上がります。ガラスの器に盛れば見た目も爽やかで夏にぴったりですね。

4. シンプルだからこそ贅沢な味わいの“ルバーブ・フール”

「ルバーブ」と呼ばれる日本ではあまり知られていない植物を使用したスイーツです。ルバーブは砂糖と煮詰めてジャムにしたり、ジュースにしたり、サラダに加えるなど、ヨーロッパでは広く料理の材料として用いられます。ルバーブ・フールは、砂糖を加えてピューレ状にしたルバーブと、固く泡立てたホイップクリームを混ぜ合わせていただきます。ルバーブの茎は非常に美しいピンク色をしており、白いホイップクリームとピンク色のルバーブピューレのコントラストは、まるで芸術。見た目も可愛らしく涼しげな夏を代表するスイーツのひとつです。

5. たっぷりとクリームを味わえる“メレンゲロール”

イギリスではクリームと同様、メレンゲもよく使われる材料のひとつです。そのなかでも特に夏におすすめなのが、メレンゲを薄く広げて焼いた生地にホイップしたクリームとフルーツを乗せてくるくるとロール状に巻いたメレンゲロールです。軽い食感のロールケーキ型は夏でもさっぱりと食べられます。

 

いかがでしたか? これらはどれもイギリスの家庭で日常的に作られているものです。だんだんと暑くなるこれからの季節、素材の味を生かしたシンプルな作り方が魅力のイギリスのお菓子は、日本でも真似して作ることが出来そうですね! この夏は、体も心にも元気をくれるひんやりと甘いクリーム系スイーツで、おいしく、楽しく乗り切りましょう!

 

参考: