夏の暑さが懐かしいほどに、もうすっかり肌寒さを感じる今日この頃。“食欲の秋”と呼ばれるように、このシーズンは旬の食材がどんどん収穫され、食欲を刺激されますね。
秋に旬を迎える食材は、野菜や魚介などもたくさんあげられますが、なかでも秋を感じる食材といえば、フルーツではないでしょうか? 今回はジュージーで栄養もたっぷりと含まれた秋フルーツを使用したパンプティングの作り方を紹介します。
秋のフルーツは滋味深い
ほかの季節と比べて、種類も味もさまざまあるのが秋のフルーツたち。りんご、梨、洋ナシ、柿、葡萄、いちじく、栗、プルーンと本当に種類豊富です。珍しいところではアケビ、ザクロ、クランベリーなどもありますね。
どの果物も甘みと酸味の絶妙なバランスで、果実そのもののおいしさが堪能できるものばかり。りんごの赤、柿の橙、葡萄の紫、と色もそれぞれで、目にも楽しくフルーツ好きにはもちろん、そうでない方にも是非ともフルーツを楽しんで頂きたい季節です。
パンプディングとの相性が抜群
フルーツはそのままでもおいしいのですが、更においしく味わう方法のひとつとして、“パンプティング”があります。
パンプディングはもともと西ヨーロッパやアメリカ合衆国の南部で作られるようになった、残り物の少し固くなったパンを牛乳・卵・砂糖などに漬けてオーブントースターで焼くだけの簡単お菓子のことです。固くなったけど捨てるのはもったいないパンの活用としても便利なのです。
お砂糖の代わりにメープルシロップを使用したり、ココナッツミルクを使用したりと甘味を変えることで違った味が楽しめるのですが、それ以上においしいのがフルーツを使用したパンプディングです。
今回はフルーツをふんだんに使い、簡単に作ることができるフルーツパンプディングを紹介します。
秋の夜長、ゆったりとしたひとときに、おいしい珈琲や紅茶のお供にパンプディングを頂くなんて最高ですね。
驚くほど簡単なので、是非トライしてみて下さいね。
フルーツパンプディングの作り方
ほんのりと苦味のあるキャラメル風味のパンプディングです。酸味と甘みのある秋のフルーツにぴったりですよ。
材料:
- 古くなった食パン4枚ほど
- 卵2個
- 砂糖50g
- 牛乳200㏄
- 生クリーム50㏄
- バター適量
- 食べやすい大きさに切ったフルーツ数種類。りんご、プルーン、洋ナシ、いちじくなどがおすすめ。
作り方:
1. ボウルに卵、牛乳、生クリームを入れてよく混ぜ合わせます。
2. 耐熱皿にバターを塗ります。そこに適当な大きさにちぎった食パンを敷き詰め、上にどんどん重ねていきます。
3. 1の液を2の耐熱皿に流し込みます。液がパンにしみこむまで10分ほど置いておきます。
4. 鉄板に水を1㎝ほど張り、その上に3をのせます。
5. 160度のオーブントースター、またはオーブンで30分~35分ほど焼きます。
焼きたてのアツアツはふわふわとしていて、それはそれでおいしいのですが、数時間置いて少し落ち着いた状態で食べるのもしっとりとしてなかなか美味ですよ。
フルーツを種類豊富にたくさん乗せることで見た目も豪華に見え、食べた時もいろいろな味を楽しめますね。
アレンジしてもOK!
レシピではフレッシュフルーツを使用しましたが、代わりにドライフルーツを使っても良いです。ドライフルーツは太陽の光をしっかりと浴び、甘みと栄養ががぎゅっと詰まっています。
ドライフルーツの甘みがしっかりとあるるため、砂糖の分量を減らしても良いですね。
ドライフルーツは、アプリコット、プルーン、いちじく、レーズンを使ってみるのはいかがでしょうか? 手軽に手に入るうえ、保存も効き、普段フルーツをあまり積極的に頂かないという方でも味わうことができますね。
おいしさだけではなく栄養価も非常に高いドライフルーツ。おいしく食べて美しくなりたい方にもぴったりのおやつです。
また、チョコレートやシナモンシュガー、キャラメルソースをトッピングしたり、ドライフルーツに加えてアーモンドやクルミなどのナッツを加えたり、パンをフランスパンやベーグルに代えてもまた違った味や食感が楽しめそうです。
この秋は、フレッシュなフルーツをそのまま楽しむのはもちろん、フルーツパンプティングで秋の味覚をより贅沢に頂くのはどうでしょうか?
朝食やおやつに、ぜひ家族みんなでその味わいを堪能して下さいね!
参考: