女性ならスイーツを食べるのは何とも楽しいことだと思いますが、占いが好きな方も多いですよね。食べるだけではなく、スイーツで占いができたりしたら2つ同時に楽しめてしまいます。
今回は、そんな、おいしいものを食べながら運試しの占いもできてしまうスイーツをお伝えします。友達や仲間でワイワイしながら食べてみませんか？
当たれば王様になれる？ ガレット・デ・ロワ
ガレット・デ・ロワは「王様のケーキ」という意味。1月6日の公現祭にフランスで食べられるスイーツです。公現祭というのは、キリストの誕生のニュースを聞いた東方の3人の聖者がベツレヘムにやってきて、キリストの誕生を祝い、贈り物を送った日のこと。
パイ生地にアーモンドのクリームを詰めて焼いたお菓子ですが、このシンプルななかにも秘密が隠れています。それは、お菓子の中にフェーブと呼ばれる陶器製の人形が入っていること。パイを切り分けて、自分のパイの中にフェーブが入っていた人はその年を幸せに過ごせると言われており、男性なら王様、女性なら女王様として王冠をかぶってその日を過ごすそうです。
フランスでは、公現祭に職場や家庭、友達同士など大勢で、ガレット・デ・ロワを切り分けて楽しむのが恒例です。誰にフェーブが入っているか、考えるだけでもドキドキして楽しそうです。みんなに王様扱いされるのもうれしいですね。
今日の運勢は？ フォーチュンクッキー
中華料理を食べた後に出てきたり、中華街で見かけたりするお菓子です。固めのクッキーの中に占いが書かれた紙がはさまっています。クッキーを食べて紙を取り出さないと占いは読めないようになっているので、取り出して見るまでドキドキします。
このお菓子、クッキーの生地が瓦せんべいのようで、占いの内容も日本のおみくじに似ているのです。実は、フォーチュンクッキーは中国のものではなく、もともとは日本に起源があるのだとか。日本の神社で配られていた辻占煎餅がアメリカで供され、それを中国人がまねて作ったのが始まりのようです。日本からはるばるアメリカに渡ったことに思いを馳せながらクッキーをかじり、占いを読むのも味わいがありますね。友達と占いを見せ合うのも楽しそうです。
何が入っている？ クリスマスプディング
クリスマスプディングはイギリスのクリスマスに欠かせないスイーツです。ドライフルーツやナッツがたっぷりと入った濃厚な味が楽しめます。何時間も蒸し、さらに何日も熟成した方がおいしいと言われる少し不思議なケーキ。実はその中には、コインや指輪、ボタンや指ぬきなどが入っていて、自分の食べる分に何が入っているかで運勢を占えるのです。
コインが入っていると「お金持ちになる」、指輪だと「早く結婚できる」、ボタンや指ぬきは「一生独身かも」という意味だそうです。ガレット・デ・ロワより少々シビアな運勢占いは、どれを選ぶか真剣に悩んでしまいそうですね。
自分で作ってみる？ ワイワイしながら楽しみたい占いスイーツ
スイーツは友達とワイワイしながら食べるとよりおいしいもの。そこに占いが加わるとさらに楽しさが増しますね。中に何が入っているか、占いにどんなことが書いてあるかでドキドキして、友達と見せ合ってワクワクできるでしょう。
ガレット・デ・ロワやクリスマスプディングのように季節の行事で楽しむのもいいですが、自分でスイーツを作ってフェーブやナッツを入れて当たりを作るのも楽しそう。当たりの人の特典を自分たちで考えれば、さらにその場が楽しくなるでしょう。
参考：