これならいっぱい食べてもOK!?自宅で低カロリーお菓子を作るアイデア

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甘くておいしいお菓子やスイーツは人に幸せな気分をもたらし、生活を豊かにしてくれます。しかし、食べすぎると気になってくるのがそのカロリー。焼き菓子などに入る砂糖やバターの量を見て、卒倒しそうになったことがある方も多いことでしょう。ましてやダイエット中なら、幸せをもたらすはずのお菓子やスイーツたちが憎らしく思えてくる始末……ならば、カロリーを気にせず食べられるお菓子を考えちゃいましょう!

おいしい落とし穴に要注意!

まずは、おいしさとともに、カロリーも高い「焼き菓子」について考えてみましょう。 シフォンケーキ、クッキー、マドレーヌ、フィナンシェなど、優雅なティータイムにぴったりのお菓子たち。ついつい2個3個と手が伸びてしまうものばかりです。

大きさや作り方によって多少の誤差はありますが、マドレーヌ1個(重さ約50g)は約200キロカロリー。白米50gが約80キロカロリーですから、約3倍もあるわけです。約50gのマドレーヌはおよそ卵1個分。2個3個手が伸びてしまっても全く不思議はありません。

女性の1日の摂取カロリーの目安は約1600キロカロリーと言われていますが、これでは3個食べただけで1食分。ダイエットどころではありません。そんなとき、材料・作り方を少し変えるだけで、おいしくて低カロリーなお菓子を作ることができるのです。

小麦粉の代用品を味方に!

まず、このカロリーの原因は、焼き菓子の主な材料である「小麦粉」「砂糖」「バター」です。これらの材料がカロリーを引き上げている原因なのだとしたら、低カロリーなものに置き換えるのが近道。そして、小麦粉の代用品となる低カロリー食材とは、「おから」「きな粉」「そば粉」などが有力候補です。

ただし、小麦粉の分量すべてを、これらに置き換えてしまうのはおすすめしません。カロリーは大幅カットできても、生地がまとまりにくかったり、味や食感が大幅に変わってしまったりする場合があります。目安としては、小麦粉の半量を代用するくらいがいいでしょう。

小麦粉のかわりに「ふすま」や「米ぬか」を使用するのもひとつの手。こちらはただカロリーを抑えるだけでなく、腸内環境を整えて便秘などに大きな効果を発揮するので、ダイエット中にはもってこいの食材と言えます。

砂糖とバターの代用品とは

砂糖には、通常の白糖ではなくてノンカロリー甘味料や低カロリー甘味料がおすすめです。アスパルテームや、ソルビトール、キシリトールなどが有名ですね。なかにはカロリーがゼロで砂糖の150倍もの甘さを持つものもあるというから驚きです。ただし、最近の研究では、こういった甘味料にも人間の体は反応し体重増加につながるという研究結果も出ていますから、過信して使いすぎないようにしましょう。

通常の砂糖類では黒糖がおすすめです。カロリーが若干抑えられるほか、ミネラル類を含むため、代謝を上げると言われています。

バターの代わりには、オリーブオイルやなたね油などの植物油を使うと良さそうです。少しコクがほしいという時には、少量のマヨネーズもおすすめです。マヨネーズに使用されている油と卵が、焼き菓子をふんわりとさせ、コクをアップしてくれます。酸味が気になるのでは……という心配もご無用。少量の使用なら気になりません。

ほかのお菓子にも応用してみよう!

たとえば、チーズケーキはチーズのカロリーが気になるところですが、チーズの量を減らして豆腐を混ぜ込むことで、なめらかな口当たりに。豆腐は下茹ですることで、豆臭さを消すことができます。

また、アップルパイなどのパイ生地も、何を隠そう、小麦粉とバターの塊。ここに春巻きの皮などを代用するというアイデアもあります。パリパリの触感はパイ生地と比べても遜色なく楽しめますよ。

最終手段はまるごと“豆腐”のスイーツ!?

「カロリーは気になるしスイーツ食べたいけれど、そんなに手間はかけられない!」という方へ、最後にもうひとつ。豆腐をそのままスイーツにする方法をお伝えします。

絹ごし豆腐を軽く下茹でし、一日重しをしてしっかりと水を切るだけ。これでいつでも低カロリーお菓子を食べられる準備は完了です。冷やしておいて、食べたくなったら黒蜜ときな粉をかけましょう。台湾スイーツ「豆花」のアレンジ版ですが、低カロリーでヘルシーなスイーツとして豆腐を楽しめますよ。

参考: